子供だからサプリメントなんて飲んだらダメと言う時代ではなくなりました。
現在は、バランスの取れた食事にプラスして、サプリも併用することが普通になっています。
小学生にとって大切なのがカルシウム。骨や歯を形成する上で人体に重要な役割を担っています。身長を伸ばすにも、なくてはならない栄養素です。
とくにスポーツをして運動量が多い小学生は、成長に必要なカルシウムが普通の子より必要になります。
そこで、子供の成長を支援するためのカルシウムサプリメントに人気が集まっています。
この記事では、カルシウムサプリメントについて、いろいろな角度から解説していきます。
高井貴一（きーちゃん）
本記事を選んで頂きありがとうございます。
最後まで楽しく読めるように執筆しました。
一生懸命スポーツを頑張る小学生のために日本国内で研究されたタブレット型サプリ『12才までのカルシウム効果forジュニアアスリート』の開発者です。
足が速くなりたい小学生のためにYouTubeで速く走るための方法を配信したり、岐阜県で走り方のパーソナルトレーナーもしたりしています。
新常識！全国のスポーツキッズの頼もしい味方『12才までのカルシウム効果forジュニアアスリート』
この記事の目次
子供のカルシウム摂取は重要
カルシウムは、骨や歯の成長に必要な栄養素です。さらに神経や筋肉の機能にも有効です。
とくに子供の成長期には、特にカルシウムの不足が懸念されます。なぜなら、この時期に骨や歯が急速に発育するため、十分なカルシウム摂取が必要不可欠だからです。
身長を伸ばしたい、また背の低いことを悩んでいるお子さんにとっても、カルシウムは重要な役割を果たします。
しかし、カルシウムは吸収率が悪い栄養素のひとつなので、十分な量を摂取する必要があります。骨の発育が不十分な場合、将来的に骨粗鬆症などの骨の疾患のリスクが高まります。
成長期にしか増やせない骨量があるため、この時期に適切なカルシウム摂取が重要です。
子供の健康な未来のために、積極的にカルシウムを摂ることを心がけましょう。
1日当たりの摂取量
| 年齢 | 推定平均必要量 | 推奨量 |
| 1～2歳 | 357 | 428 |
| 3～5歳 | 489 | 587 |
| 6～7歳 | 487 | 585 |
| 8～9歳 | 538 | 645 |
| 8～11歳 | 590 | 708 |
| 12～14歳 | 826 | 991 |
参照元：https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html
厚生労働省から出されている「日本人の食事摂取基準（2020年版）」によると、子供のカルシウム推奨量は、10歳で約700mgとされています。
この数値は、科学的根拠に基づいて策定されています。
カルシウムの定番である、牛乳は200gで約220mgとなります。１日に推奨されている量の1/3?1/4にすぎません。
カルシウムを多く含んでいる食品
| 牛乳 | コップ1杯（200g） | 220mg |
| ヨーグルト | 1パック（100g） | 120mg |
| プロセスチーズ | 1切れ（20g） | 126mg |
| 小松菜 | 1／4束（70g） | 119mg |
| 菜の花 | 1／4束（50g） | 80mg |
| 水菜 | 1／4束（50g） | 105mg |
| 切り干し大根 | 煮物1食分（15g） | 81mg |
| ひじき | 煮物1食分（10g） | 140mg |
| さくらえび（素干し） | 大さじ1杯（5g） | 100mg |
| ししゃも | 3尾（45g） | 149mg |
| 木綿豆腐 | 約1／2丁（150g） | 180mg |
| 納豆 | 1パック（50g） | 45mg |
| 厚揚げ | 1／2枚（100g） | 240mg |
参照元：https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/t
ここでカルシウムを摂取できる食品を14種類ご紹介します。これらの食品を毎日の食事に取り入れることで、意識してカルシウムを摂取することができます。
野菜が苦手な子供には、乳製品でカルシウムを摂ることがおすすめです。
食事だけでは不十分なことが多い
残念ながら、多くの子供たちは1日に必要なカルシウム量を摂取していない現状があります。
小学生を持つ親は、「給食で牛乳を飲んでいるから大丈夫」と思われるかもしれません。
先ほども書きましたが、給食で飲む牛乳で摂取できるカルシウム量は約220mg弱にすぎません。国の定めた推奨量を達成するのは困難です。
カルシウムを多く含む食品を積極的に摂取していても、子供の活動量や成長速度によっては、十分に補うことが難しい場合があります。
カルシウム不足の弊害は健康に深刻な問題を引き起こす
カルシウム不足は子供の健康に深刻な問題を引き起こす危険性があります。
骨や歯の形成に不可欠なカルシウムは、摂取量が少なければ成長の妨げや骨などが脆くなっていきます。骨粗鬆症や虫歯のリスクを高めるだけでなく、筋肉の痙攣なども引き起こします。
慢性的なカルシウム不足が続くと、イライラや集中力低下といった精神面にも影響をもたらします。
スポーツをしている子供は、汗でカルシウムが失われやすくなります。背を伸ばすためにも、意識して摂る必要があります。
このように、成長期の子どもにとっては、発育に大きな影響を与える可能性があります。カルシウムを十分に摂取することが重要です。
それと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、骨の形成に不可欠なビタミンKも忘れずに摂取しましょう。
サプリメントだと手軽にカルシウムを摂れる
毎日積極的にカルシウムを摂っていても、推奨量をクリアすることは難しいでしょう。
3回の食事をバランスよく食べることが大切ですが、カルシウムの多い食材を選び料理をし続けるのは大変なことです。
また、食べ物だけでカルシウムを意識すると、食生活も偏ってしまいます。
牛乳や魚などが苦手なお子さんもいると思います。無理に食べさせることはメンタル面で不調をきたすこともあります。
ここで、効率よく摂取するには、サプリメントを利用するという手もあります。食事で摂りきれないときのサポートとして、カルシウムのサプリはおすすめです。
サプリメントの摂取タイミング
成長ホルモンの分泌が盛んになる夕方以降や、空腹時が良いと言われたりもしていますが、明確な根拠はありません。
サプリメントは医薬品ではないので、飲むタイミングはいつでもかまいません。
ただ、飲む時間を決めておかないと、飲み忘れることもでてくるでしょう。朝食後に飲む、夕食後に飲むと、家庭内でルールをつくるのがよいと思います。
カルシウムサプリがおすすめなお子さんは？
カルシウムは子供にとって必要な栄養素です。とくに以下のような目的のお子さんの可能性を引き出してくれる可能性があります。
スポーツを頑張る小学生
スポーツに取り組んでいる子供のカルシウムサプリメント利用率は高いです。
カルシウムは骨を強くし、ケガなくスポーツを行うために必要不可欠な栄養素です。不足すると、足つりやけいれんなどを起こしやすくなります。それを避けるために、カルシウムが必須となります。
スポーツをしている子供は、カルシウムの消耗が早く、骨の代謝も速いため、カルシウムの必要量が増えます。毎日適切な量を摂取するよう心がけましょう。
身長を伸ばしたいと考えている
背を伸ばすために、カルシウムを摂ることはとても大切なことです。とくにスポーツをしている子供は、身長を伸ばしたいと思っているでしょう。
ただし、カルシウムは直接的に身長を伸ばす栄養素ではありません。カルシウムサプリを飲んだからといって、背が伸びるわけではありません。
しかし、体が長期間にわたって骨形成するには、多くのカルシウムが必要になります。そして、骨の成長を促し身長を伸ばすには、タンパク質と一緒に摂取することが重要です。
他に、カルシウムとタンパク質の吸収をよくするためには、カルシウムを骨に吸着させやすくする「ビタミンD」や「ビタミンＫ 」なども必要になってきます。
このように、カルシウムは身長を伸ばすために必要な要素に間違いありません。十分に摂取しなければ背を伸ばす機会を逃すことになります。
子供におすすめのサプリメントの選び方
子供向けのサプリメントを選ぶときは、注意すべきポイントがいくつかあります。
下記を参考にしてください。
信頼できるブランドかどうか
サプリメントは身体にいれるものです。安ければいいというわけではありません。信頼できるブランドを選ばなくてはいけません。
はっきりいって、サプリメントの質は会社によって雲泥の差があります。安全性や品質の基準をクリアした工場で作られているブランドを見つけるようにしてください。
販売実績や口コミ、メディア展開などを総合的に見て安全面を判断することが重要です。
不要な添加物が入っていないか
なるべく天然素材でつくられているものを選びましょう。
サプリメントを錠剤にするには、さまざまな添加物が必要になります。子供向けのサプリメントは美味しい味にしたり、形状をキレイにしたりしています。そのために添加物が入っていることもあります。
サプリを製造するのに添加物は欠かせないものですが、着色料、甘味料、香料、保存料などは、サプリメントを作る際に必要のない成分です。
できるだけ自然な成分で作られたサプリメントを選ぶことが重要です。
過剰摂取にならないか
カルシウムを過剰に摂取することはおすすめできません。
大人のときは、腎臓結石、高カルシウム尿症、心臓血管系・軟部組織の石灰化などのリスクが高まります。
ただ、子供のときは吸収率が高いため大人のようなリスクは考えなくていいでしょう。せいぜい、体内のミネラルがバランスを崩す程度です。稀に便秘になることもあります。
1日の摂取量を超えないようにしましょう。
- 1-8歳：2,500mg
- 9-18歳：3,000mg
参照元：https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/01.html
食事でカルシウムを多く摂ったときは、サプリを飲まないようにすることも必要です。
【私的ランキング】スポーツを頑張っている小学生にオススメのカルシウムサプリメントTOP５
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FAQ
カルシウムサプリメントで、親御さんが疑問に思うところをピックアップしてみました。
Q：スポーツをしている子はカルシウムサプリを積極的に摂った方がいいですか？
A：カルシウムは骨や歯の形成に欠かせません。ただし、サプリだけに頼ってしまうことはしないようにしましょう。
Q：カルシウムサプリは子供が摂っても問題ないですか？
A：お子様の場合は、まずは食事から栄養を摂取することが大切です。ただ、カルシウムは推奨量が多く、吸収率が非常に悪いことで知られています。日頃の食事で足りない部分をサプリで補うことは問題ありません。
Q：いつ飲んだらよいでしょうか？
A：サプリメントは医薬品ではありません。基本的に、朝・晩や、食前、食後といつ飲んでも構いません。お子さんの生活リズムに合わせて好きな時間に飲んでください。
Q：カルシウムサプリは副作用がありますか？
A：カルシウムサプリは栄養補助食品であって医薬品ではありません。通常の使用で副作用はありません。大人の場合には腎臓結石、高カルシウム尿症、心臓血管系や軟部組織の石灰化などの副作用が起こる可能性が報告されています。必ず1日摂取量を超えないようにしてください。
Q：背を伸ばす効果がありますか？
A：背を伸ばすには、たんぱく質を毎日たくさんとることが大事です。カルシウムは、骨密度を上げて骨を強くすることで成長をサポートします。身長を伸ばすのに欠かせない栄養素です。
まとめ
子育てにはさまざまな悩みがありますが、頑張る子どものために何かをしたいという気持ちは親なら誰でも考えることです。
「我が子が一生懸命スポーツをしているけれども、身長のことで悩んでいたら？」
そんなとき、何かをしてあげたいと考えるのは親ですよね。
子供の背を伸ばすのにカルシウムが欠かせません。食事だけでは十分なカルシウムを摂取できない場合は、サプリメントを活用することも検討しましょう。
適切なカルシウムサプリメントの摂取は、健やかな成長を促進してくれ、身長の悩みも解消するかもしれません。
