お尻の横側にある「中殿筋」は効率的な推進力を生みだします。
海外の選手や日本のトップスプリンターは推進力を丁寧にゴールに向けて走ります。
それは横に向けてパワーを消費していないからです。
多くの選手は前に進もうと、必死にもがいてしまい、結果的に不必要なエネルギーを生み出してしまいます。
それはエンジンの出力方向を制御する中殿筋が活躍していないからです。
下半身の動きがバラバラになったり、後半脚がまっすぐ前に出ないのはパワーの方向を制御できていないからです。
大きなパワーを出したいのであれば、中殿筋をしっかり鍛えて、正しくパワーを扱えるようにしましょう!
今回は中殿筋の役割と鍛え方について紹介します!!
・走りがブレブレ。
・力の方向が定まらない。
・下半身を安定させたい。
海外の選手で言うとジャスティンガトリン選手やクリスチャンコールマン選手などは中殿筋が異常に発達しています。
そのため、スタートからゴールまで無駄なエネルギーを使うことなく、リラックスしたフォームでゴールしています。
必死になって走ってタイムを見たら、あまり良い記録ではないという経験は多くの人がしていると思います。
走りを緊張させてしまうことは、走りに安定感がないからです。
そのため走りを崩してでも、前に進もうとしてしまいます。
走るための基本である中殿筋の強化はマストなのです。
ブレないフォームこそが最大のリラックスであり、その時のタイムがベストタイムなのです。
心でする緊張はいいことですが、身体でする緊張は走りに悪影響を与えてしまいます。
安定した走りを目指す中殿筋のトレーニングを解説していきます!!
中殿筋を鍛えて安定した走りをするためには??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
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この記事の目次
下半身の安定感とは
今回、私が紹介するトレーニングは「チューブ殿筋」と「チューブ開脚殿筋」と「チューブ片脚押し込み」となります。
「チューブ殿筋」では、横に向かって負荷をかけていくイメージで行います。
「チューブ開脚殿筋」では、限界値でキープして戻すことの繰り返しトレーニングです。
「チューブ片脚押し込み」では、片脚立ちの状態でキープすることにより、中殿筋でバランスをとれるようになります。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
股関節でチューブを広げる
股関節でチューブを広げることによって、中殿筋に刺激が入ります。
上半身の反動を使わないように、なるべく上半身の動きは固定しておきましょう。
少しずつでいいので中殿筋を意識しながら横に移動していくトレーニングです。
意識はチューブが伸びきるところまで、引っ張れるとベストです!!
限界まで負荷をかける
座った状態で中殿筋に刺激を入れます。
一番反動が付かない体勢なので、中殿筋のみのパワーで限界まで広げましょう。
難しいときは長さを調節して、刺激が入りやすい位置を見つけます。
伸びきった場所でキープすると高負荷トレーニングになります!
脚を揃えてできると、よりグッドです!!
ハムストリングスで押す
ハムストリングスで押すことによって、接地したときに膝が曲がったり腰が曲がったりすることが少なくなります。
接地したときはハムストリングスや殿筋という大きな筋肉で受け止められるようになると、体幹がブレなくなります。
走りの中では小さな筋肉を使うより、大きな筋肉を動かしてダイナミックに走りましょう!
姿勢自体は中殿筋でキープしていくことを意識します!!
他の練習動画はコチラから
今回は「中殿筋を鍛えて安定した走りをするためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・股関節でチューブを広げる
・限界まで負荷をかける
・ハムストリングで押す
きーちゃん