股関節の動きにキレを出したいという選手は多いのではないでしょうか?
股関節は大きな筋肉が集まっている場所なので、ダイナミックな動作や素早い動作を日常的に行わないと動いてくれない筋肉でもあります。
また「走る」といった股関節の動かし方以外で、股関節に刺激を与える必要があるのです。
スプリンターの基本は脚を動かして走ることではなく、股関節を大きく動かして走ります。
日常的に股関節の動作を取り入れることはストライドやピッチの向上につながります。
今回はラダーで股関節のトレーニングを紹介します!
・股関節の動きが小さい。
・上半身と下半身をひねり出す感覚がほしい。
・接地の感覚を良くしたい。
今回紹介するトレーニングはラダーで上半身と下半身をひねってストライドを伸ばす方法です!
例えば、左腕が前に出ると右脚が前に出るように、肩のラインと対角線上の骨盤のラインが前に出ます。
この動作が走りの中での連続動作であるといえるのです。
つまり、この動作にアクセントをつけて行うことで、身体のひねりを使ったダイナミックなフォームを作ることができます。
ここに横ブレしない体幹が備われば鬼に金棒です。
ダイナミックな動作はどうしても、消費が大きくなり、疲労しやすくなります。
少しでも走りのブレを抑えたフォームを作る必要があります。それについても本記事のトレーニングでお伝えします。
上半身と下半身の連動を意識したトレーニングの解説をしていきます!!
上半身と下半身のひねりを使うためには??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
新常識!全国のスポーツキッズの頼もしい味方『12才までのカルシウム効果forジュニアアスリート』
この記事の目次
股関節主体のダイナミックな走りとは
今回、私が紹介するトレーニングは「ラダー出し入れ」と「ラダージグザグジャンプ」と「ラダージグザグホッピング」となります。
「ラダー出し入れ」では、上半身と下半身のひねりを意識します。
「ラダージグザグジャンプ」では、重心は前方向にして横の動きをします。
「ラダージグザグホッピング」では、膝で方向をリードしながら、母指球接地を意識します。
まずは動画をご覧ください。
https://youtu.be/–RIUjb3o6Q
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
骨盤を入れ込む
一番気を付けてほしいことはしっかり骨盤、股関節を内側に入れ込むことです。
そうすることによって、動きの限界値が伸びて物理的にストライドを伸ばすことができます。
また、ひねったときの接地がブレーキになりやすいので、ひねったときも腰から着いた脚に乗り込めると良いでしょう。
とにかく、ダイナミックな動作を意識しましょう!これを意識するだけで劇的に変わります!
母指球で捉える
素早い動作では空中での間隔が短くなり、筋肉や関節のリカバリーが遅れます。
その時に、足首が緩んでブレーキ接地になっている選手は多くいます。
素早い動作の時こそ、しっかり足首を占めて、高反発を意識しましょう!
イメージは母指球で弾くことです。
進む方向は前方向です。横ブレに負けないようにグングン進んでいきましょう!
重心の向き
重心の向きとは進行方向に対してどれだけ力が働いているかということです。
腰が後ろに反り返っていたり、上半身の動きがばらばらで進行方向が定まっていなかったりするフォームは重心の向きも散漫になってしまいます。
このトレーニングは重心の向きを自由にコントロールできるように膝でリードしながら、接地の感覚を鮮明にする練習です。
常に膝がゴールに引っ張られるイメージでまっすぐ走れるようになりましょう!
腕で接地時間を短くしましょう。接地する前から腕のスウィングで引き上げられるようにすることが重要です!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「上半身と下半身のひねりを使うためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・骨盤を入れ込む
・母指球で捉える
・重心の向き
きーちゃん
https://youtu.be/–RIUjb3o6Q