速く走るために必要な要素「瞬発力」
この瞬発力を最大限発揮するためには身体をコントロールする力が必要になってくるでしょう。
切り替えのスピード、走る姿勢、接地時の関節の固定など連動した動きの中に走りのルーツが隠れています。
走りは総合力です。
何か1つが欠けては速くなりません。
今回のトレーニングは総合的に瞬発力に直結する動作を紹介します!!
・切り替えを空中で行いたい。
・芯の通った姿勢を作りたい。
・接地時に足首が緩まないようにしたい。
瞬発力は短い時間で大きなエネルギーを消費するというイメージがあると思います。
もちろん正解です。
ただ私の考えは、
「効率的な動作をして、最小限の消費で最大限の出力を出す」
これこそが瞬発力だと考えています。
よって、力を使わないことが瞬発力であり、大きな出力も瞬発力なのです。
短距離は長いです。
余計な体力を使っていてはゴールできません。
なるべく少ないエネルギーで効率的に走りたいですよね!!
そのためのドリルや補強やスプリントトレーニングです。
このようにテーマを自分なりの解釈をもって練習することで意義のある練習になります。
今回は効率的に走るのにはどのようなトレーニングをしたら良いか解説していきます!!
消費を抑えた走りにするためには??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
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この記事の目次
最小限の消費で最大限の出力とは
今回、私が紹介するトレーニングは「チューブ2step切り替え」と「フォームバランス」と「チューブレッグリスト」となります。
「チューブ2step切り替え」では、接地時間を短くするために、空中で脚を入れ替えます。
「フォームバランス」では、接地時に体幹が崩れないようにします。
「チューブレッグリスト」では、接地時に衝撃を反発力に変えるために足首を強化します。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
前に倒れ込むように
常に重心は前に進もうとします。
倒れ込もうとする重心に対して、脚を切り替えることで、素早く空中での切り替えができます。
片脚で接地したときはつま先から頭までが一直線になるように意識しましょう。
2stepのリズムでは母指球で弾むイメージを強くもつと良いでしょう。
また、腕振りの動作もアクセントを付けて行うと、走りにメリハリが生まれます。
膝を高く上げて、空中での余裕を作りましょう!!
姿勢をキープ
ゆっくりな動作で姿勢をキープすることによって、身体の芯がトレーニングされます。
接地したときの衝撃に耐えられる姿勢が作られます。
関節が曲がってしまっている姿勢では地面からの反発を推進力に変えなれません。
走りやすい姿勢を自分で見つけることが大切です。
そのためには動作スピードを遅くして、走りのフォームを徹底的に見直す必要があります。
日本短距離の小池祐貴選手は6割のスピードで走る練習を続けました。
一つ一つの確認動作が陸上競技には必要なのです。
お尻の位置を固定しましょう!!
母指球で地面を押す
母指球で地面を押すことにより、大きな反発を地面からもらうことができます。
スパイクのピンが集合している場所でもあるので、必ずここのポイントで接地するようにします。
間違ってもつま先ではありませんのでご注意ください。
グッと思いっきり押して、一瞬キープしましょう!!
他の練習動画はコチラから
今回は「消費を抑えた走りにするためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・前に倒れ込むように
・姿勢をキープ
・母指球で地面を押す
きーちゃん