レーニングには「掛け合わせ」があります。
例えば、バウンディングはジャンプ系とスプリント系。
ダイナマックスの投球は上半身の瞬発系と下半身の体幹。
トレーニングは必ず、二つ以上の複雑な動作を組み合わせて、相乗効果させるものです。
一つを鍛えるのではなく、「そのトレーニングをしたら、何が変わるか、それが変わったら、どう速くなるか」を考えなくてはなりません。
「変型ダッシュ」は○○+スプリントの掛け合わせです。
スタートは極論「崩れるバランスをギリギリで崩さないようにキープした状態を続ける」連続運動です。
そのためには、走る前にその要因を作る必要があります。
それが、掛け合わせトレーニングです!!
・スタートを速くしたい。
・総合的に鍛えたい。
・スムーズに加速したい。
変型ダッシュの目安は30mです。
これはプライオメトリクス的な要素も配合させるためです。
短い時間で大きなパワーを発揮するためには短い距離を採用することで実現できます。
本数系やプラス系、ロングスプリント走などの最後に変型ダッシュまたは純粋なプライオメトリクスを取り入れることで、筋肉に刺激が入り、瞬発的な記憶を筋肉に覚え込ますことができます。
「終わり良ければ総て良し」という言葉がありますが、練習は終わり方が重要です。
その日の練習で脳と筋肉、フォームや感覚は何を学習して翌日を迎えるのかということを考える必要があります。
その日の練習を無駄にしないためにも、練習の最後に復習が必要なのです。
今回は変型ダッシュの第2弾として紹介をしていきます!!
変型ダッシュでスピードをつけるとは??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
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この記事の目次
変型ダッシュをスピード練習にするためには
今回、私が紹介するトレーニングは「変型ダッシュ体操座り」と「変型ダッシュ腕立て伏せ」と「変型ダッシュ単発反復横跳び」と「変型ダッシュ盗塁」となります。
「変型ダッシュ体操座り」では、膝を崩してから低く潜り込みましょう。
「変型ダッシュ腕立て伏せ」では、下げたときに肩甲骨をくっつけて、上げるときに大胸筋で押します。
「変型ダッシュ単発反復横跳び」では、母指球で踏ん張り横跳びをします。
「変型ダッシュ盗塁」では、膝を落として低い姿勢で跳び出します。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
一つの補強として
変型ダッシュの種目は一つの補強トレーニングとして考えましょう。
鍛えてから走ることによって、その筋肉は走りの中でどのように使われるかを意識しやすくなります。
また、脳では走りとの連動性を勝手にインプットします。
ドリルから走りにつなげたりするのはそのためでもあります。
全て走りに必要な動作であることを意識して取り組みましょう!
重心移動
走りの中では横に重心を移動させることは少ないです。
しかし、微量ではありますが、その横ブレが消耗につながっています。
横跳びや開脚などの脚を開く動作は、中殿筋に刺激が入り、無駄な消耗を軽減してくれます。
常に次の動作を考えて動き作りをしていきましょう!
前脚に負荷をかける
前脚に負荷をかけることによって、深く沈み込んでも踏ん張りが効くようになります。
スタートを切る際は後ろ脚は添えるだけで、重心は前に置くようにしましょう。
沈み込むことで地面を押す力が大きくなります!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「変型ダッシュでスピードをつけるとは??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・一つの補強として
・重心移動
・前脚に負荷をかける
きーちゃん