今回はぶった斬ります。
私の価値観を押し付ける記事になることでしょう。
しかし、最後まで読んだら「なるほど」と必ずなっているので、最後まで読んでみてください。
競技に対する考え方が確実に変わります。
ということで、今回のテーマは【質と量】についてです。
先日このようなツイートをしました。実はTwitterもやっています。
練習において『量』がナンセンスだとか非効率だとか、よく耳にする時代になりました。
科学が進歩した弊害だと私は思います。
圧倒的な量の先に質があるのであって、量と質は対極の関係ではない。
量によって生み出された無数の失敗から抽出された奇跡の産物こそが『質』である。
☆リツイート推奨
私の見解はこうです。
「圧倒的な量から失敗を積み重ね、その失敗から得た課題に取り組むことが質」
つまり失敗の数がモノを言うということです。
チャレンジしない選手や課題を探さない選手は質の高い練習はできないということですね。
よく先生や顧問が言う物理的な発言。
「今日は本数を絞って質を重視していく」「とりあえず走り込みで量を増やす」
この発言は物理であって、トレーニングの目的ではないことに気が付く必要があります。
トレーニングの目的はこうです。
「先週の走り込みで出た課題を、少ない本数で改善できるようにしよう」「課題が散漫になっているので、走り込みの中で最低でも2つは自分の課題を見つけてみよう」
全て常識とは逆なのです。
この真理に気づかない限り、価値の低いトレーニング時間が永遠に積み重なっていきます。
つまり量はベースであって、質は積み上げていくモノです。
積み上げた高さが競技力であって、ベースの広さ(失敗の数)が土台の広さです。
このように質と量は対極の関係ではなく、お互いに比例し合う関係だと論理的に解釈できます。
ただ、この考え方にたどり着いている選手は少ないのではないでしょうか?
現代のスポーツ社会は情報過多です。
常に自分が必要な情報というのは、不必要な情報によって阻害されてしまいます。
この事実にいち早く気が付き、情報に対して疑う力を養う必要があるのです。
人間関係も同じです。
無数の人間と出会ってきているはずなのに、今も交流がある人間は一握りです。
価値観の合う人間や居心地の良い人間に集まります。
それは量によって厳選された質の高い人間関係ではないでしょうか。
信頼だったり、友情だったり、恋愛だったり。
数多くの人間と接してこないと、このような関係は得られないでしょう。
「課題を見つける練習が量」「課題を克服する練習が質」
これさえ分かっていれば、とりあえず大丈夫だと思います。
だから、行動することです。失敗することです。考えることです。
常に変化し続けることが、競技力向上への最も近道です。
言い換えれば「遠回りした分だけ強くなります」
これが私が見つけた、常識の裏にある真理です。
つまり、課題を探している量の時間では実質的な成長はないと言って良いでしょう。
よくトレーニングの走行距離やウエイトトレーニングの重さを自慢げに語る選手がいますが、課題の抽出作業ができてないことには、競技力は向上しません。
量の時間の中では成長はないのです。
量の時間は成長するための準備をする時間です。
競技力が向上する瞬間は課題を克服するトレーニングを行う時間、つまり質の時間です。
膨大な失敗を課題に変換して、それをクリアすることによって競技力は向上します。
「質を重視したいからと言って、量を減らして、失敗する時間も減ることによって課題が見つけにくくなる」
これこそが圧倒的なナンセンスです。
巷で出回っている情報はプロのアスリートに向けたモノだと思っていただいてよいでしょう。
実は競技力が発展途上な選手にとっては、悪影響が多い情報となっています。
私のブログはまだこれから伸びていく選手のために記事を書いているので、そこについては安心してください。
個人差はありますが、ある一定の水準を超えると爆発的に競技力が上がる時期が必ず来ます。
それは量の時間が質の時間にシフトされる転換期です。
つまり極論、100m×100のトレーニングでも質の時間として取り組むことができるようになるのです。
これは自分の土台を広げ切った時に訪れます。
後は丁寧に崩れないように質を積み上げていく作業が開始されます。
私はこの作業が大好きです!!
最後にモチベーションの維持について話します。
これについては「質と量」問題よりかなり簡単です。
努力を辞めることです。辞めましょう努力なんて。
私は今の陸上競技、YouTube、ブログ、小説にドハマりしてます。
トレーニングや動画編集、記事の作成について何のストレスも感じておりません。
そうです。
努力はハマっている人間に勝てないのです!
好きで好きで仕方ない人間に努力は勝てないのです。
これが私がたどり着いた常識の裏にある真理です。
ということで、長文になってしまったことを申し訳ないと思っています。
しかし、何十冊の本を読むより、内容の濃い記事だったと思います。
今年2019年は多くの方々に助けていただいた一年でした。
ありがとうございました。
来年2020年はとんでもない企画を用意しているので、是非みなさんで一緒に創り上げていきましょう!
そんな夢のある企画を興すので、ブログを読んでくれている皆様、YouTubeを観てくれている皆様、SNSをスクロールしてくれている皆様と一緒にできるプロジェクトを始動します!!
良いお年を。
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