本記事は速く走れるようになりたい子供のために、手軽に速く走るための練習方法やコツ、そして走り方を解説していきます。
是非、小学生や中学生の子供を持つ親世代の方に最後まで読んで頂きたいと思います。
スポーツテストの50m走や運動会のリレー、各種スポーツの場面で足が速いことで活躍できる場面は多くあります。
だからこそ、子供のために家で簡単にできるトレーニングを紹介していきたいと思います。
私は陸上競技短距離走のパーソナルトレーナーをしています。指導している際に、必ず親御様に聴かれることがあります。
「家ではどのような練習をすればいいですか?」
そうです。速く走るためには家の時間で反復練習をする必要があるのです。
反復練習をすることで正しいフォームが身に付きます。
腕振りや足の回転を良くするためには、いかに家で練習するかが重要です。
だから本記事を執筆して、子供が誰でも簡単に足が速くなるようなトレーニングを厳選して紹介しようと考えたのです。
この記事を最後まで読むことによって、【何をしたら速く走れるか?】【どうやったら速く走れるか?】が理解できるようになると思います。
子供が勢いよくフィールドを走り回る姿をイメージしながら、楽しみながら読める内容となっております。
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この記事の目次
実は足が遅くて悩んでいる子供は多い
スポーツや学校の体育の場面で走るという動作は多く存在します。
足が速ければ速いほど有利になることは当然の結果です。
しかし、足が遅い場合はスポーツにおいてチームの足を引っ張ったり、体育の授業で良い評価をもらえなかったりします。
これらの事実から、実は足が遅いことを悩みとして抱えている小学生や中学生は多いのです。
パーソナル指導にお越しいただく子供たちもどうにかして、速く走りたいというコンプレックスを持った子供たちばかりです。
その悩みの根本的な原因は走り方およびフォームにあります。
実は正しい走り方ができていないから足が遅いだけなのです。
世間一般では「速く走れることは才能でしょ」と言われますが、これは間違いです。
速く走るためのコツやトレーニング方法を理解して実施すれば、簡単に現状を変えられます。
足が遅い子供と足が速い子供の圧倒的な差は、意識しているポイントが違うことです。
そのポイントを変えるだけで、見違えるように速く走れるようになります。
なぜ子供は速く走れないとダメなのか?
速く走れないというデメリットの最大のポイントは、一生遅い足と付き合っていかなければならないということでしょう。
例えば小学校からサッカーを始めた子供がいるとします。
速く走るためのコツやトレーニング方法を知らないまま、高校生までサッカーを続けてしまったらどう思いますか??
「もっと早く速く走るためのコツやトレーニング方法を知りたかった!!」
と後悔する場面が必ず来るでしょう。
足が遅いという悩みをずっと抱えたまま、サッカーを続けてしまうことになります。
この状況はサッカーに限らず、多くのスポーツで起きているのです。
このことから実は足が遅いというデメリットは非常に深刻な悩みだと言えます。
だから本記事では、一生足が遅いというレッテルを払拭することを目的として、速く走れるようになりたいと心から願う子供たちのために、そのコツやトレーニング方法を解説しました。
1つ1つ丁寧に説明してあります。
また自宅で簡単に練習ができるようなお手軽トレーニングを厳選してあります。
是非最後までお楽しみください。
家で簡単にできる足が速くなる練習方法を紹介
私は東海エリアで速く走るための指導を行うパーソナルトレーナーとして100名以上指導してきました。
学校の陸上競技部や地域のスポーツクラブも合わせると数えきれないほどです。
そして、今でも走りの指導をさせて頂いているのは生徒や親御様から高い評価を頂いているからだと思います。
本記事では自分自身の競技経験やパーソナルトレーナーとしての経験、オンラインコーチングを実施してきた経験を元に多角的に走力アップを目指すトレーニングメニューを簡単に理解できるよう解説していきます。
どれも自信をもってオススメできる練習内容なので今すぐに試してみて下さいね!
子供の『足が遅い』はどうやったら克服できるのか?
足が遅い要因は様々です。足が後ろに大きく流れてしまったり、腕振りが大きすぎたり、足が地面に接地したときに腰や膝が極端に曲がってしまったりと多くの要因があります。
実は子供の中でも速く走れる生徒はこれらの課題を生まれながらに(本能的に)克服しています。
いわゆる才能というものです。
しかし、落胆する必要はありません。
足が遅い子供はこれらの課題を本記事に記載されている練習メニューで克服すれば良いのです。
足を速くするためには1歩当たりのストライドを伸ばしたり足の回転数(ピッチ)をアップさせたりまっすぐに腕を振ったりすれば良いのです。
実は速く走るためのコツやポイントを少し知っておくだけで、大きくタイムを短縮することができます。
自分の可能性を信じて速くてカッコイイ走り方を一緒に身に付けていきましょうね!
【大特集】子供のための家で簡単にできる足が速くなる練習方法8選
お待たせしました!それでは家で簡単にできる足が速くなる練習方法を紹介していきたいと思います。
これから解説するトレーニングメニューを実践した子供たちから「速く走れるようになりました!」「50m走のタイムが0.4秒速くなりました!」「フォームが以前よりカッコよくなりました!」という意見をたくさん頂いております。
本記事を読んでいるあなたもぜひ実践してみて下さいね。それでは行きましょう!
1⃣練習メニュー『肩甲骨スキップ』
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まず一番最初に紹介する練習メニューが肩甲骨スキップです。
足が遅い子供の中には腕を大きく振れないケースが多くあります。
つまり抱え込んだような腕振りをしてしまうパターンです。
この腕振りでは大きなフォームで走ることができません。
だから肩甲骨スキップを実践して、肩甲骨の可動域を広げダイナミックなフォームを作り上げます。
また走り自体をリラックスさせる効果もあるので、後半までバテることなく走れるようになるメリットもあります。
実施回数:10歩×3セット
きーちゃん
2⃣練習メニュー『キャリオカステップ』
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このメニューでは上半身と下半身のねじれを使って走るための練習です。
つまり腰から足を動かして大きな歩幅で走ることができるようになります。
また股関節の柔軟性もアップさせることができるので一石二鳥のトレーニングと言えるでしょう。
このキャリオカステップは野球やサッカー、バスケットボールなど多くのスポーツのウォーミングアップなどにも利用されている有名な動作です。
実施回数:左右5回×3セット
きーちゃん
3⃣練習メニュー『2ステップハードル歩行』
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股関節の可動域を広げる練習です。
ハードルが無い場合はミニコーンを使ったりハードルがあるようなイメージをしたりして行いましょう。
大切なことは股関節を大きく動かすことです。このトレーニングでは足を上に引き上げるための腸腰筋を鍛えることができます。
走っている際に膝が上がっていない選手にはオススメの練習方法となります。
実施回数:7歩×2
きーちゃん
4⃣練習メニュー『ウォーク乗り込み』
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全力疾走しているときに腰が下に落ちないための練習です。
実は接地した足の上に腰が来ていれば、腰自体が極端に落ちることはありません。
だからウォークをしながら膝を高く上げて、接地する瞬間に軸足で前に腰を移動させます。
この瞬間に軸足で前に進むように地面を押します。
実施回数:左右5歩×2
きーちゃん
5⃣練習メニュー『その場足踏み切り替え』
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走っているときの体幹を鍛えるトレーニングです。
ゴール前で動きがバラバラになって失速してしまうことは子供の走りの中でよくあることです。
最後まで腰を位置を高く走ったり腕振りを縦に鋭く走ったりするためには強靭な体幹が必要です。
そのために動作の中で一度静止する瞬間を作る必要があります。
瞬時に止まることによって体幹を鍛えることができるのです。
実施回数:左右5回×3セット
きーちゃん
6⃣踵ウォーク
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足首のバネを鍛えるための練習です。
走りにおいてのバネとは純粋な脚力や跳躍力のことを指します。
そのバネは足首の強さで決まります。
走っている時につま先が下を向いているとブレーキになってしまいますが、つま先がしっかり上を向いているときは母指球で地面をしっかり押すことができます。
そのために踵ウォークを実施して、バネを鍛えるために足のスネのあたりにある前脛骨筋に刺激を入れる必要があります。
実施回数:10歩×3セット
きーちゃん
7⃣練習メニュー『スピードスキップ』
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足の回転数を速くするためのトレーニングです。
多くの子供はゴール手前で足の回転数が落ちて減速してしまいます。
最後まで高速回転で走り切るには、トップスピードを向上させる必要があるのです。
そのためにスピードスキップで、足を空中で素早く切り替える動きを身に付けましょう。
足を素早く入れ替えることができれば、足が後ろに流れて減速することが無くなります。
実施回数:10歩×3セット
きーちゃん
8⃣練習メニュー『リズムランヂ』
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最後に股関節の筋力と柔軟性を強化する練習です。
股関節は走る上で重要な役割を担っています。
股関節を大きく動かすことで、大きな歩幅(ストライド)で走ることができます。
このストライドは伸ばせば伸ばすほど、足が速くなります。
リズムランヂを実施して、股関節を強化してダイナミックなフォームを手に入れましょう。
実施回数:10回×2セット
きーちゃん
改めて家で簡単にできる足が速くなる練習方法とは?
ここまで様々な練習方法をご紹介してきました。どれも自宅の中や自宅の外のコンクリート、または近くの公園などで簡単にできる内容です。
いちいち競技場に行ったりトレーニングルーム・ジムに行ったりすることが面倒な人は是非、自宅トレーニングをおすすめします。
足を速くするために今できるトレーニングはたくさんあります!
まとめ
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
走りというのはコツをつかむだけで急激に速く走れるようになります。
私はパーソナルトコーチとしてその瞬間をたくさんみてきました。
今回ご紹介させて頂いた練習方法はどれも自信をもって実践して頂ける内容となっています。
運動会やスポーツの大会で活躍できることを願っています!