多くの選手の無意識の中にある「準備体操」
私はこの準備体操を意識化する必要があると考えています。
つまり、狙ったポイントに必ず刺激を入れるということです。
集団で準備体操を行うと、自分のペースでは行うことができません。
よって、無意識のうちに、ウォーミングアップという貴重な時間を奪われていきます。
今回はその準備体操で効果的なストレッチをご紹介していきます!!
準備体操の位置付けとして「ケガのリスクを減らす」ということが挙げられます。
メインメニューに準備体操をしないで入ると、筋肉がビックリしてしまい、肉離れや筋収縮を発生させてしまいます。
怪我は確率論です。
何をどれだけケアしたり、未然の防止策をとったりしても起きるときは起こります。
そこで、どれだけその確率を減らせるかが一流のアスリートに求められます。
それでは準備体操の紹介をしていきます。
ポイントとしては、トレーニング前には動的ストレッチを行い、トレーニング後は静的ストレッチを行うことです。
今回はトレーニング前を想定した動的ストレッチを紹介します。
できる限り取り入れてケガのリスクを減らしていきましょう。
私が意識していることは、ストレッチ中に小刻みに動くことです。
そうすることによって、筋肉に運動に似た継続的な刺激を与えられます。
常に変化し続ける刺激を心がけましょう!
ランヂではしっかり腰を落とします。
陸上競技では股関節を縦に動かして前に進みます。
股関節の可動域がストライドに比例してくるので、怪我をなくすことと競技力に直結します。
少し無理をするくらいがちょうどいいと思います。
腰の位置でストレッチの負荷を調整できるようにしましょう!
大腿四頭筋を伸ばすストレッチでは、インナーマッスルである腸腰筋や腹筋も一緒に伸ばしましょう。
一つのストレッチで複数のポイントを作って、効率的に行うことが理想です。
また、どこの動きがこの筋肉に連動しているんだと自分で確かめながら行えると、なお良いでしょう。
常に考えるクセを付けましょう!
走りにリラックスが必要なように準備体操にもリラックスが必要です。
走る前から筋肉が緊張していては、理想の走りはできません。
準備体操の段階で、心にゆとりを持って、大きく呼吸しながら行いましょう。
そうすると自然と脱力できて、より高負荷なストレッチができます。
脚は腰から伸びています。
腰を動かすことによって、脚が前に進みます。
つまり、腰の動きがスムーズでないと、走り自体もぎこちなくなってしまいます。
腰の運動は走りの潤滑油だと思ってください。
スムーズな走りは体幹部から生まれてくるのです。
スタート動作はダイナミックに肩甲骨を動かしていきましょう。
スタートで跳び出す瞬間は腕を大きく引き上げて、大きな一歩を踏み出します。
そのための準備はウォーミングアップから始まっているのです。
どのストレッチにも共通して言えますが、ダイナミックを意識してください。
小さなストレッチには何の意味もありません。
準備体操は丁寧に行いましょう。
手を抜くと取り返しのつかないことにもなります。
スポーツは怪我と隣り合わせです。
しかし、正しいウォーミングアップをすることでそれが未然に防げるのであれば、準備体操は丁寧に行うべきです。
また、ゆっくり行う静的ストレッチはトレーニング後や風呂上がりに行うことで、疲労回復効果もあります。
日頃からケガをしにくい身体をつくっていくことを心がけていきましょう。
柔軟な筋肉はゴムのように瞬発力があって、壊れにくいです。
できるかぎりウォーミングアップの時間は濃密な時間を過ごしましょう。
常に万全な体勢でメインメニューに挑めることが理想です。
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