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陸上100mスタート時の体幹を使いこなす「すり足走法」を解説

最近、福島選手や桐生選手を始め、多くのトップスプリンターが取り入れている「すり足走法」について解説したいと思います。

起源はジャマイカと言われています。

大きな特徴としたら脚自体が高く挙がらないということろにあります。

先にデメリットから言うと、位置エネルギーが低い位置にあるので、地面からの反発というより、筋肉主体の走りとなります。

筋肉の発達したジャマイカ勢には有利な走りかもしれませんね!

しかし、日本人がそれをできないかというとそうではないと私は考えています。

このようなことはないでしょうか?

・スタートを変えてみたい。

・地面を押す感覚がほしい。

・一歩目を速く接地したい。

次に「すり足走法」のメリットについて解説します!

1.接地が長くなる。

接地時間が長くなると一般的にはベタ脚になり、あまりよくないイメージを持つ人が多いでしょう。

しかし、位置エネルギーが小さいこの走法では、接地時間を長くして地面に大きな力を加える走り方になります。

つまり、一歩一歩地面を押して進むイメージですね。

そうすることにとって、ストライドが伸び、結果的に一歩の爆発力がでます!

2.接地までの時間が短縮できる。

純粋に脚を高く挙げていないので、脚を設置するまでの時間は短くなります。

このポイントがすり足で走る大きな特徴だと私は考えています。

空中でのリラックスと接地での関節の固定が短時間で繰り返されるので、マスターするには多くの時間と努力が必要ですが、トライしてみると面白いでしょう!

今回はこの「すり足走法」について解説していきたいと思います!

スタートの効率化とは??

この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!

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高井貴一(きーちゃん)

本記事を選んで頂きありがとうございます。
最後まで楽しく読めるように執筆しました。

YouTubeチャンネル『陸上トレーニングスクール』運営者です。

すり足走法で走るためには

今回、私が紹介するトレーニングは「ストップスタート」と「小刻みスタート」となります。

ストップスタート」では、接地に止まって、すり足動作と身体に覚え込ませます。

一歩一歩、地面を押して進みます。

 

小刻みスタート」では、上半身と下半身の動きにギャップを付けます。

腕が脚の動きに追い付いていないときに、スピードの違う動作をすることによって、腕の大きさと脚の敏捷性の相乗効果を狙います。

まずは動画をご覧ください。

このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!

すり足でキープ

接地した瞬間は必ずストップします。

接地時に地面を押す感覚をつかむためです。

すり足では接地の感覚が短くなるので、後ろ脚を前で切り替えることが難しくなります。

ただ、「すり足走法」で逆足の切り替えが速かったら、鬼に金棒状態です!!

ポイント

一歩一歩、動きの確認を丁寧に行いましょう!

スウィングアクションの拡大化

すり足では脚が挙がらない分、遠くに接地することが難しくなります。

だから、腕を強く引き上げることによって、上半身に前に進む推進力を追加しなければなりません。

腕のアクションが普通のスタートより重要な要素となってきます!

すり足では、接地間隔を短縮し、接地時間を伸ばすスタートになります。

メリットを活かして、デメリットを補うことを考えて取り組みましょう!

ポイント

一つの意識にとらわれすぎずに、全体的なイメージをもって取り組みましょう!

上半身と下半身の相乗効果

上半身と下半身のスピード感が違う動きをすることによって、遅い片方が速い片方に「追い付かなくてはならない」というイメージが働きます。

だから、すり足で走ると腕が遅れがちになることが多いので、腕振りに脳からこのようなサインを送ります!

また、腕の大きなスウィングも意識できるので、肩甲骨でしっかり振り切りましょう!

ポイント

上半身と下半身のスピード感のギャップが脳に刺激を与えます!

他の練習動画はコチラから

陸上トレーニングスクールYouTubeチャンネル

まとめ

今回は「スタートの効率化とは??」というテーマで解説してきました!

この記事での課題

・すり足でキープ

・スウィングアクションの拡大化

・上半身と下半身の相乗効果

きーちゃん

すり足走法は非常に高度なテクニックです!どのスタートが自分に合っているかはやってみないと分からないことです。積極的にトライしてみましょう!