短距離走をやっている選手なら必ず「もも上げ」をやったことがあると思います。
もも上げとは膝をおへその位置まで高く上げて走るドリル種目のことを指します。
もも上げをすることで試合中でも脚が高く上がるように動きを修正してくれます。
今回は速く走るための正しいもも上げを紹介して、競技力の向上に役立てて頂きたいと思います!
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この記事の目次
【陸上100m】プロが教える速く走るためのもも上げの正しいやり方
もも上げの目的
もも上げの目的は脚を高く上げたり、速く切り替えたりすることです。
実際に走ると足がおへそまで上がらなかったり、足が後ろに流れたりしてしまったりするからです。
だからもも上げをして、走りを矯正するのです。
もも上げのポイント
もも上げは腰の乗り込みが重要です。
腰の乗り込みとは接地した脚の真上に腰が来ることを指します。
腰の位置が前過ぎても後ろ過ぎてもブレーキになってしまうので注意しましょう。
悪いもも上げ
悪いもも上げの例として、足を高く上げ過ぎて軸足が曲がって、腰が落ちてしまうことです。
これではもも上げの目的から逸脱してしまうので気を付けましょう。
常に高い位置から(上から)乗り込むことを意識して行ってください。
もも上げドリルの基本
始めはリラックスした状態で弾むように入ります。
このときに頭の中でポンポンポンと地面を弾くような意識を持っておきましょう。
片方のももを高く上げて軸足で体幹をキープします。
この場合は連続で行うもも上げではなく、片足にクローズアップして行います。
地面に対して優しく押さえつけるように乗り込んで接地します。
この時に接地音がドスドスするような音ではなく、スッと優しい音が鳴るようにしましょう。
軸足は常に膝が曲がらないように足首を固めてバネを効かせて前に蹴り出しましょう。
この時に腰の位置が後ろに下がらないように注意します。
もも上げでの腕の使い方
ももを下げる時に腕振りのスイングで、素早くももを下げるようにしましょう。
そうすると足を空中で入れ替えるスピードが速くなり、走っているときに足が後ろに流れる現象を防ぐことができます。
両腕で挟み込むイメージと脚を空中で入れ替える瞬間をかみ合わせていきます。
これがもも上げでは最重要ポイントです!
まとめ
今回は陸上競技短距離走の練習メニューでよく利用されるもも上げについて解説してきました。
是非、本記事を活用して自己ベストの更新に役立ててください!!
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