100mを10秒台で走るためには何が必要か??
それは「歩き方」です。
歩き方で速く走れるか走れないか、分かるといっても過言ではないです。
10秒台で走る選手にはそれなりの理由があります。
結果には偶然も付きますが、少なからず理由が存在します。
それが陸上競技の短距離種目100mでは歩き方なのではないかと私は思います。
歩くことや走ることは「重心を移動させる動作」です。
人間は歩いたり走ったりすることで、移動することができます。
100mはその区間内をどれだけ速く移動したかで勝敗が決まります。
つまり移動スピードを競う競技なのです。
なるべく効率的かつスピーディーに移動するには、移動の仕方を見直す必要があります。
重心を素早く移動させるには接地が重要です。
どのタイミングで接地するか、接地で地面に加えるパワーはどうしたら大きくなるか。
また、腰のポジションはどうすれば高くなるか。
これらの課題は全て歩きの中で改善できるでしょう。
10秒台の選手は必ずと言っていいほど、歩き方にもこだわります。
非効率な歩き方は100mを走るうえで、悪い方に作用します。
まずは歩き方から改善していきましょう!
一つ目は目線の高さです。
歩きスマホや勉強、デスクワークで現代の日本人は猫背傾向にあるといわれています。
猫背になると、必然的に腰の位置が下がり、位置エネルギーが小さくなります。
そうなると、地面からの反発も小さくなり、ストライドが短くなります。
また、猫背はハムストリングスが引っ張られるため、怪我の原因にもなります。
なるべく遠くを観て歩くようにしましょう。
100mをでもゴールを真っすぐ観て走れば、直線的に走ることができます。
猫背は老後の転倒やつまずきにも繋がるので、早いうちから改善しておきましょう。
二つ目は母指球で地面を押すことです。
母指球で地面を捉えることで、力強く推進力に変えられます。
接地時はなるべくフラットにしますが、母指球で地面を掴みにいきましょう!
接地してから離地する瞬間には母指球で地面を蹴り出しましょう!
遠くへ蹴り出すことでストライドも伸びます。
しかし、無理に蹴り出そうとすると、腰が追い付いてこないので、腰が着いた脚の上にジャストで乗り込めるポジションまでにしましょう。
三つ目は骨盤の位置ですね。
これが丸まっている人が多いです。
もともと日本人は椅子ではなく、正座の文化で育ってきているので、骨盤が立っていません。
だから意図的に、おへそを突き出すようにして、腰を入れなければなりません。
骨盤はインナーマッスルによって守られています。
骨盤周りは上半身と下半身の連動性を高めるために重要な役割を果たしています。
肩のラインと骨盤のラインをクロスするようにダイナミックに走りましょう!!
歩き方は習慣です。
そして、走りのクセも歩き方に出ます。
もっと言うと、普段の生活が走りに出るのです。
あなたの生活習慣や環境が自分自身の走り方を形成しているのです。
いますぐに、自分には必要ないと思う習慣を捨て去りましょう!
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