短距離の練習で股関節の動きをスムーズにするために、ハードルドリルを行う選手が多いと思います。
しかし、股関節の動きを良くしただけで、走りに繋げなければ意味がありません。
ハードルで股関節の可動域の可動域に刺激を入れたり、軸を意識したり、重心移動を考えたりして、走りにフォーカスする必要があります。
今回紹介する走りに繋がるハードルドリルは2種目あります。
1種目目は2step切り返し、2種目目は潜り込みダッシュです。
どちらも走りにフォーカスしたハードルドリルなので、是非参考にしてほしいです!!
新常識!全国のスポーツキッズの頼もしい味方『12才までのカルシウム効果forジュニアアスリート』
この記事の目次
走りにフォーカスしたハードルドリル
2step切り返し
2ステップなので、空中で脚を入れ替える動作が発生します。
つまり片足での軸が重要になってきます。
軸が潰れると、地面からの反発を受けることなく、腰が落ちてしまいます。
弾みながらスプリント動作に繋げていけるようにしましょう。
スーパーボールにスピンを加えて、ハードルをまたいでいく感覚が必要です。
片足は常に頭の先から棒が入っているように、真っすぐにしましょう!
弾んでいるときに多少は上下しても構いません。
このドリルでは、弾みを付けることを意識しましょう。
弾むことが地面を押すことになります。
軸は進みたい進行方向に真っすぐ脚を出すことで整います。
つま先や膝が外に向くと、膝が曲がって腰が落ちてしまいます。
ハードルをまたいでから、膝がまっすぐになったところで、脚を下すようにしましょう。
焦らなくて大丈夫です。
進行方向に対して、真っすぐつま先が出るようになると、重心移動に無駄が無くなります。
速く走るということは、目的地に速く辿り着くということです。
無駄な道は通りたくないですよね!
潜り込みダッシュ
ハードルを振り子の勢いを利用して、くぐっていきます。
この動作は股関節のストレッチと、重心移動を体現できます。
陸上競技のスタートは腰を動かすことによって、脚が前に出ます。
腰が固定されていては、大きなストライドを出すことができません。
股関節周りの筋肉を大きく利用して、爆発的なダッシュをします。
そして、振り子の動作で重心を接地足に移動させていきます。
軸足から接地足に体重を移動させながらスタートするイメージですね!
走りの中では常に片足に100%の体重がかかります。
その時に接地した脚が潰れてしまうと、十分に地面にパワーを加えることができなくなります。
そのために、重心移動の感覚を養うトレーニングになります。
スタート局面で、しっかり交互に体重を乗せていけるといいですね!
まとめ
スタート時には非常に大きなパワーを必要とします。
その際に、接地した脚に全体重を預けることがポイントになります。
重心移動の感覚を身に着けて、スタートに役立ててください!
他の練習動画はコチラから
動画はコチラ