切り替えの動作でピッチが決まります。
切り替えが速いと、身体の真下で脚を回転させることができます。
そうなると地面に大きなパワーを加えることができるので、ピッチもストライドも成長していきます。
脚が後ろに流れる選手の特徴は、両足の切り替えが身体の後ろのほうで行われているということです。
これではゴールを目指して、前に進みたいのにも関わらず、後ろに力が働いてしまいます。
脚が後ろに流れるということは、走りにとって非常にロスに繋がります。
今回紹介する「階段での切り替えドリル」で修正しましょう!
試合や練習の時に接地のタイミングが遅れていると感じることがあると思います。
そんな時にも活用してほしいドリルです。
非常に簡単で単純な動きで、効果を得られるので積極的に取り入れたいですね!!
階段の構造を「負荷」と考えて考案した練習です。
階段を登る際は足だけが前に出て、その後に腰を前に移動させます。
しかし、走りの中では腰が後ろに残る時点で大きなロスタイムが発生します。
これは致命的な走りの欠陥です。
実際に練習を見ていきます。
まずは段差の前で片足立ちをします。
そこから軸足で軽くジャンプして、空中で脚を入れ替えて、1段登ります。
このときに必ず、接地した脚から頭にかけて1本の軸をイメージして行いましょう!
ポイントを整理します。
・軸足でジャンプ
・接地足に乗り込む
・腕を素早く入れ替える
これかを段差という負荷を掛けながら行います。
この負荷が走りの中で、活きてくるのです。
・空中で脚の通過を意識
・腰で前に進んでいく意識
進むのは脚ではなく、腰です。
走りは脚で意識すると、必ず腰が後ろに残ってしまいます。
脳から遠い部分は、意識がしにくいからです。だから、コアを中心に考えるようにしましょう。
この練習で最も大切なことは支持脚(軸足)がリード脚(前足)を空中で追い抜くことです。
軸足でしっかり地面を押して、ジャンプしましょう。
空中に余裕ができて、切り替えもスムーズにできるようになります。
このような段差を使ったメニューは、平地で走るときよりも、接地のタイミングが速く訪れます。
つまり、段差で空中切り替え動作ができれば、平地ではしっかり腰が乗った走りができるという訳です。
2ステップでリズミカルにトレーニングを行うのもオッケーです。
1つの練習を様々なバリエーションで行っていきましょう!
また、普段よりも高く脚を上げるので、インナーマッスル腸腰筋にも大きな刺激を与えられます。
上から乗り込んで走っていける選手になりましょう!
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