今回は謎の練習、略して「謎練」を仕入れてきましたよ!!
ちょっと恥ずかしいけど、これが実は理にかなった練習なんですよ。
その名も「坂バック走」です!!
坂バック走はその名の通り、坂道を後ろ向きで走ります。
ここまでの解説では、何を言ってるか分かりませんよね。
いつも前を向いて、前に進んでいるのが普通の陸上選手です。
その方がスピードが出るからです。
しかし、腹筋を想像してみてください。
表だけ鍛えると、裏とのバランスが悪くなるので、背筋も鍛えますよね?
野球で考えてみたら、右バッターは100回スイングしたら、10回は左でスイングしないと背骨が曲がってしまいます。
人間は動作しやすい方向で、全て行ってしまいますが、そこには落とし穴があります。
バランスの崩壊です。
どのようなスポーツでも常にバランスを心がけましょう。
ということで、いつもとは逆の後ろ向きで進んでみたいと思います!!
そして、いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
動画だけでなく、ブログも活用してもらえれば、より競技力の向上につながるかと思います。
個人的な見解もありますが、陸上競技の教科書をオンライン上に作りたいと考えて、運営しています。
是非、多くの選手と共有してください!!
今回のトレーニングの趣旨は「ハムストリングス」です。
ハムストリングスを真上に押し上げるイメージを持ちましょう。
そうすることで、しっかり収縮して高負荷な刺激が入ります。
上に高く蹴り上げることで、ストライドも伸びて、走りやすくなりますよ!
一見すると、変な練習に見えますが、狙っている的は正確に競技につながっています!
私は4日間トイレに座れなかったです。
異常にハムストリングスの突き上げを意識してトレーニングしました。
慣れていないと、筋肉痛確定の最強メニューです。
速さというよりも大きさにこだわって走ってみましょう!
あと、地面を押して進む感覚が掴みやすいですよ、坂バック走は。
悪い癖が出ました。
動きが小さくなって、更に接地時間も長くなっています。
疲労しているのは仕方ないですが、もう少し意識を強く持ちたかったですね。
大殿筋にも疲労が及んでいましたので、改めてすごいメニューだなと実感しました。
そして、最後は良いイメージで練習を終えたいので、プライオメトリック補強します。
本メニューの後半はどうしても疲労して、意識とは違ったフォームになってしまいます。
それをそのままにしておくことはナンセンスでしょう。
だから、練習の終わりにひと工夫します。
それが簡単にできるプライオメトリック補強です。
本当に簡単で、階段を片脚ケンケンするだけです。
ポイントは母指球で地面を捉えます。
腕で引き上げながら、身体をバウンドさせていきましょう。
相撲やラグビーのスクラムでは母指球で地面をがっちり掴みます。
母指球は偉大です。そのパワーを存分に利用しましょう!
そして、そのパワーを一本の軸に伝えるために体幹はピンとまっすぐにしておく必要があります。
パワーが途中で曲がってしまわないように、接地した瞬間は膝が曲がらないようにします。
体幹です。キープ力です。
ポイントは足首を固めることです。
そうすれば、他の関節は全て固まってくれます。
これでべた足走法を克服しましょう!
接地時間が短くなれば、空中時間、つまり前に進んでいる時間も長くなります。
リズミカルな走りができるようになるのが理想です。
私は様々な視点から新しい練習を生み出すのが大好きです。
今後も変な練習を取り入れていくので、楽しみにしていてください!!
ちゃんと競技につながるように解説していきます。
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