陸上競技の記録は数字で評価されます。
非常にシンプルで解りやすいスポーツですね。
そして、高い評価を得ている選手は、高い評価を受ける理由があります。必ずあります。
この理由について徹底的に議論していきたいと思います。
早速、私の方から話していきたいと思います。
まず「すぐに聴く選手と聴かない選手」の違いについてです。
先に結論から言うとすぐに聴かない選手の方が結果を出していると思います!!
普通は何でもすぐに聴いて、疑問を解決しているような選手の方が結果を出すイメージはありますが、違います。
それは本質を捉えていないのです。
その話しをしていきますね。
1つのメニューに対して100通りの答えがあったとします。
そして、その100通りの中には正解の答えは10通りしかなかったとします。
毎日の練習で確実に自分が成長したことを感じるのは難しいです。
だから、90通りはハズレだということですね。
もし、先生からもらったアドバイスが90通りのハズレだったとしたら、どうでしょう?
ずっとハズレくじを引き続けることになります。
自分で考えることを人に任せてしまった弊害が起こってしまうのです。
この現象に陥っている選手が本当に多いです。
これは成長の機会損失です!!
本来、自分で見つけ出さないといけない課題を、練習をやってもいないのに取りに行こうとしてしまっているのです。
まさに本末転倒。
知らず知らずのうちに、不必要な常識が私たちに植え付けられていたのです。
それで課題が分からなくなる選手は非常残念ですね。
言われたとおりに練習することは、なぜか日本では高い好感を得ますが、それは選手のためではないのです。
練習をする前からアドバイスを求めることによって発生する弊害を理解しましょう。
課題は人それぞれで、何が正しいかは、絶対に他人には分からないです。
自分の出した答えが一番正解に近いのです。
長谷川さんにバトンタッチです。
「人間はイメージしたことしかできない」その通りだと思います。
なりたい自分にしかなれないですよね。
結果が出ない選手の共通点は「なんとなく練習している」ところです。
つまり、明確なイメージや今後のビジョンが描けていないのです。
それは身体のことを良く知っていないからでしょう。
先ほど、私も言ったように思考を他人に委ねていては自分を知ることはできません。
ここからは議論です。
しかし、イメージを実際のアクションに移せない運動神経の問題も出てくるのではないかという質問をしました。
アンサーは「運動音痴なんてありえない」です。
理由は幼少期からの環境にありました。
それは「お前は速く走れない」「どうせできない」「運動神経が悪いから」といったネガティブな思考が脳に蓄積されているからです。
確かに、人間はイメージした通りに動く生き物です。
ネガティブな発言が多い環境で育つと、勝手に脳が自分はダメ人間と評価してしまいます。
よって、運動音痴に陥ってしまうのです。
そのネガティブ脳を改善したのは、自分の身体の動かし方が分かったからだそうです。
結局、分からないことによって、不安が募ってできないことが大半を締めます。
だから、分かるようにしてポジティブになっただけなのです。
自分を知ることがポジティブシンキングへの近道ですね!!
私への質問です。
「どうしてもこなさないといけないメニューはどうすればいいか」
先生からのアドバイスがないと不安な選手は多くいます。私もそうでした。(記録が出ていないときは)
練習する前に「今日は課題を3つ見つける」といった目標を立てます。
見つかった課題は何でもいいです。正直、見つけることに意味があります。
自分で見つけ出す癖を付けたいからです。
その中でPDCAを回せるようにしていきましょう。
とりあえず課題の量産です。課題は導入期つまり3月4月で一気に片付けます。
大切なのは課題を見つけ出す能力を高めていくことです。
そうすると競技力の向上に必要な課題なのかの分別がつくようになります。
常に失敗の中にしか正解は存在しないのです。
正解は失敗の裏側にあるのではなく、失敗の中に隠れています。
この真実に気づいた選手から結果がグングン伸びるようになります!!
続いてモチベーションの保ち方です。
これは強い意志を持つことに限りますね。
そして、何でできないかを徹底的に追及する。
つまり、大好きなことにのめり込んで、ドハマりすることです。
モチベーションが下がって落ち込むことも多くあります。
しかし、大切なことは落ちるとこまで落ち切って、即座に行動することです。
本当に答えは失敗の中にしかないので、行動しないと置いていかれるのです!
陸上競技、スポーツ全般は失敗した者勝ちです。
何もできない時間が一番怖いです。
どんな練習をしても課題は見つかります。
何をするかより、何を見つけるかが重要なのです!!
他の練習動画はコチラから
動画はコチラ