スタートの瞬間はどの筋肉を意識しているでしょうか?
鋭いロケットスタートができる選手は、スタートするための筋肉を着実に鍛えています。
やはり自動車でもエンジンの馬力が大きいほど、加速力が大きくなりますよね。
人間も同じです。
ただ、筋肉を大きくするだけで解決する問題ではありませんが、スタートが得意な選手は共通して、取り組んでいる筋トレ種目があります。
どの部位がスタート時に必要な筋肉なのだろうと日頃の練習から、動作に対して使っている筋肉を考えるようにしましょう。
今回はスタート時に積極的に意識したい筋肉をケトルベルを使って鍛えていきます。
・身体が細くて体幹が弱い。
・スタートでいつも出遅れる。
・下半身の柔軟性と瞬発性がほしい。
スタートをテキストで解説してみます。
1.音が鳴る。
2.両手が地面から離れる。片方の腕を思いっきり後ろに引く。
3.その反動で、後ろ脚が前に出る。
4.一歩目が地面に着く。
5.その連続動作が続く。
簡単に書いたらこのような感じです。
イメージしてほしいのは、どの局面で身体がどのような動きをしているかということです。
そして、その際にどの筋肉が大きく収縮したり伸展したりしているかイメージしてください。
そうすれば、自分がどの筋肉を鍛えなくてはならないかが解ります。
自分のフォームを断片的に切り取って、細分化してトレーニングを考えましょう!
そうすると陸上競技の練習がもっと楽しくなりますよ!
今回はケトルベルで行うスタート筋の鍛え方について解説していきます!!
ケトルベルでスタート筋を鍛えるためには??
この課題をテーマに、今回は解説していこうと思います!
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この記事の目次
ピストルが鳴った瞬間に勝利するためのスタート筋とは
今回、私が紹介するトレーニングは「ベルクイックランヂ」と「ベル股関節」と「ベル引き上げ」となります。
「ベルクイックランヂ」では、股関節の可動域を広げながら体幹を鍛えます。
「ベル股関節」では、股関節の可動域を広げます。
「ベル引き上げ」では、スタート時に腕を引き上げるための僧帽筋周りを鍛えます。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
ねじれた時に体幹がブレない
空中で脚を入れ替えてから、着地したときにケトルベルに振られないようにします。
大殿筋とハムストリングスで接地時の衝撃を受け止めます。
また、ケトルベルの重みで上半身が前に傾いたり後ろに傾いたりしないようにしましょう。
スタート時は大きなパワーを出力するので、ある程度の負荷でも耐えられるようにしておきたいですね。
母指球で地面をしっかり捉えることで体幹は安定します!
ケトルベルで沈み込む
ただの伸脚ではありません。ケトルベルの重さを利用して、重力の負荷を大きくしています。
股関節の可動域を広げることで、スタートの一歩目が無理なく遠くに接地できるようになります。
また、沈み込んだ時にストレッチを感じながら行うと、トレーニング効率が上がります。
怪我予防にもなるので積極的に取り入れていきましょう!
上半身がグラつかないようにしましょう!
肩甲骨を締めるように引き上げる
スタート時に僧帽筋で腕を引き上げるようにケトルベルを引き上げます。
ピストル音で反射的に腕を引き上げますが、負荷を付けて練習することによって、引き上げをより軽くより力強くします。
肩甲骨を締めることで、腕振りがバラバラになることを防げます。
なるべく肩甲骨周りの筋肉を大きく使いましょう!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「ケトルベルでスタート筋を鍛えるためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・ねじれた時に体幹がブレない
・ケトルベルで沈み込む
・肩甲骨を締めるように引き上げる
きーちゃん