100mでの最も重要ポイントはスタートダッシュです。
この局面で前に出ることによって、相手にプレッシャーを掛けたり、リラックスしたレース展開を繰り広げることができます。
心理学的には1位でゴールしない限り、何らかのプレッシャーを他の選手から受けてしまうという論文もあります。
スタートダッシュで30mだけでもトップにいる限り、ライバルにダメージを与えることができます。
また、その後の中間疾走やゴール前での走りにも良い影響を与えてくれるでしょう。
その脚の回転を速くするために必要な要素が脚の切り替えです。
脚の切り替えとは空中で脚を入れ替えて、接地する瞬間には逆脚が軸足の膝を通過していることを指します。
この動作がスタート時に正確にできている選手は、100mにおいて優れた成績を残します。
今回はピストルが鳴ってから、効率的に跳び出すためのトレーニングを紹介してきます!
・スタートで他の選手に置いて行かれる。
・中間疾走で脚が後ろに流れてしまう。
・乳酸が蓄積すると腰の位置が下がってしまう。
日本や海外にはスタートでトップを譲らない選手が多くいます。
例えば、山縣亮太選手や多田修平選手や川上拓也選手などがいます。
海外では、ヨハンブレイク選手やクリスチャンコールマン選手やタイソンゲイ選手がいます。
YouTubeで走り方を観られるので、時間がある時に確認してみましょう。
共通していることは、2歩目の脚の回収が速いことです。
逆脚が地面に着いている軸足をすぐに通過します。
それをスタート時の低い姿勢の中で行っているのです。
ポイントは骨盤から動かして脚を空中で切り替えていることでしょう。
足先だけでは下半身の大きな筋肉を扱えないので、骨盤周りの大きな筋肉を使っているのです。
それではランニングにおいての脚の切り替えについて解説していきます!
100mで空中で脚を切り替えるためには??
この課題をテーマに、今回は解説していこうと思います!
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この記事の目次
スタートで他の選手より先行するとは
今回、私が紹介するトレーニングは「挟み込みスキップ」と「タッチスキップ」と「膝入れウォーク」と「骨盤入れウォーク」となります。
「挟み込みスキップ」では、空中で脚を入れ替えるための動き作りです。
「タッチスキップ」では、脚を高く上げて腰を入れるスキップです。
「膝入れウォーク」では、スタート時にガニマタにならないイメージ動作です。
「骨盤入れウォーク」では、スタート時に骨盤を入れるイメージ動作です。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
空中で脚を入れ替える
接地したときには軸足の膝の部分を通過する必要があります。
つまり、両膝で追いかけっこをするイメージです。
その時に気を付けてほしいことが、膝だけが先行して腰が乗らないことです。
自分のストライドが伸ばせる範囲で、地面を捉えましょう!
接地したときに脚で地面を探るのではなく、腰で地面を探るようにしましょう!
脚を高く上げて腰を落とさない
スタートにおいて、脚は必然的に上に引き上がります。
その瞬間から膝が潰れって、腰が落ちている選手が多くいます。
中間疾走のイメージ付けとして、膝の下でタッチすることによって、腰が下に落ちるような負荷を加えます。
それに耐えるように、腰は伸ばした状態でスキップしましょう。
腰を入れるという型が理解できると思います!
とにかく膝が落ちないことを意識しよう!
膝と骨盤を内側に入れ込む
スタート時にガニマタになる選手は、ゴールまでの距離が長くなります。
最短距離でゴールしようと思ったら、直線的に走らなくてはなりません。
しかし、外側に開きすぎることによって、余計なルートを通ってゴールすることになります。
イメージとしては一本の綱渡りをするように走れたら理想的です!
骨盤主導で身体をコントロールしよう!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「100mで空中で脚を切り替えるためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・空中で脚を入れ替える
・脚を高く上げて腰を落とさない
・膝と骨盤を内側に入れ込む
きーちゃん