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走るのが速い選手と遅い選手の違いは膝の反射速度だった

今回は「地面を押す」ことについて解説していこうと思います。

地面を押すということは、地面を押して地面から推進力を得ることです。

人間は接地したタイミングでしか地面に力を加えることができません。

それでは、どうしたら効率良く地面に力を加えられるでしょうか?

パワーバウンディングという接地時間の長いバウンディングで、地面を押す感覚を磨いていきます。

地面に力を加えるということで、パワーバウンディングと名付けました。

私のオリジナルトレーニングです。

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高井貴一(きーちゃん)

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YouTubeチャンネル『陸上トレーニングスクール』運営者です。LINE公式アカウントを使って 日本最大級の無料陸上競技オンラインコーチングをしています。東海エリアで小中高校生を中心に短距離走(100m~400m)専門のパーソナル指導をしています。

地面を押すとは

多くの選手は押せていない

最も「押せていない」ことが分かる局面はスタートです。

スタートでは地面を押して進んでいる選手はグングン加速していきますが、押せていない選手は加速区間が短いです。

スタートでは接地時間を意図的に長くして、強いパワーで地面を押して進む必要があります。

中間疾走局面では

人間は接地する瞬間に膝が少しだけ曲がります。

これは中間疾走区間では、なるべく曲がらないほうがいいです。

それはなぜでしょうか?

「なるべく曲がらないほうがいい」=「地面をおすことに繋がる」からです。

地面を押すというのは【膝の屈伸運動】です。

人間は走っているときに、曲がった足を蹴り出すために反射的に、膝を伸ばしています。

この反射の速度こそが、スプリンターの資質です。

母指球で地面を押して、膝を伸展させることが地面を押すことなのです。

パワーバウンディングでは接地時間を長くして、地面をしっかり押し込む感覚を身に付けます。

いつもは速いスピードで走ろうとするので、スプリント動作の確認ができません。

この練習を活用して、走り方を見直しましょう。

パワーバウンディングのポイント

滞空時間を長くすることで、接地したときの衝撃を大きくします。

パワーバウンディングでは「反射運動」に負荷を掛けるので、上から乗り込んだ時の衝撃が必要です。

バウンディングでは乗り込みの動作の確認ができます。

接地した際に、接地した脚の上に腰が乗っている状態が、推進力のロスの少ない走りとなります。

膝の屈伸運動で、地面を押し込みましょう。

この時に、足首をしっかり固定して、バネのようなイメージで地面を蹴り込みます。

足首と膝を伸展させる速度を素早くしましょう!

母指球で地面を捉えることで、地面に強い力を伝えることができます。

接地はフラットで、押すときは母指球からです。

まとめ

陸上競技短距離において速い選手と遅い選手の、圧倒的な差は膝の反射速度です。

接地したときに少しだけ曲がった膝を、高速で伸展させることで、地面を押すことができます。

パワーバウンディングは膝の反射速度に負荷を掛けています。

この反射運動のスピードを上げていきましょう。

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