陸上競技100mにおいてスタートの出遅れは致命的です。
それではなぜスタートした瞬間に出遅れて、他の選手に先行されてしまうのでしょうか??
今回はスタートで出遅れる原因と改善方法について解説していきたいと思います。
まず最も大きな出遅れ要因として「過度なガニ股」が挙げられます。
日本人に多いガニ股は脚を遠回りさせて、前に進もうとします。
脚の軌道が横に開いてから前に進むので、それだけロスタイムが生まれてしまいます。
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この記事の目次
スタートで出遅れる原因の改善方法
1本のラインの上を走るイメージ
必要な感覚は1本のライン上を走るイメージです。
綱渡り状態は最短距離の脚の軌道です。
これがロスタイムの少ない走り方になります。
このイメージをするだけで、スタートで出遅れることを改善できるかもしれません。
どの筋肉を鍛えればいいか
答えは内転筋です。
内転筋は太ももの内側に筋肉で、主に膝を内側に絞める働きをします。
内転筋が弱いと、過度なO脚となり、脚の軌道が遠回りしてしまいます。
O脚は中間疾走やフィニッシュ区間でもロスタイムを生んでしまうので、できる限り治したいですね。
そのために内転筋を鍛えていきましょう!
内転筋を鍛える練習『ハードルループ』
まずはハードルを用意してください。
※くぐれる物があれば何でもいいです。
脚を横に大きく開いて、ハードルのバーの下でパワーポジションを作ります。
この時、つま先は斜め45度外側に開くようにします。
なるべく腰を低く潜り込ませると負荷を上げることができます。
次にハードルのバーの下に身体の中心を合わせて、左右に重心を動かします。
イメージとしては左右に体重移動させます。
トレーニングの効果
ハードルループでは股関節の柔軟性と筋力アップ、そして内転筋強化を狙えます。
走る競技の基本的な筋肉を鍛えることができるので、是非取り入れてみてください。
負荷を更に高めたい選手は
5~10kgのプレート(重り)を用意してください。
そのプレートを保持しながらハードルループを行います。
プレートを後ろの首元に保持して、ハードルループを行います。
比べものにならないくらい負荷が強くなります。
内転筋トレーニングのまとめ
内転筋を鍛えることでガニ股が防止されます。
ガニ股が改善することで、脚の軌道がゴールに対して直線的になるので最短距離で走り抜けることができます。
脚の軌道が真っすぐに修正されることで、中間疾走でのピッチとストライドも向上します。
脚をまっすぐ振り出すことによって得られるメリットは大きいですね。
是非、トレーニングに取り入れて内転筋を鍛えてください。
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