試合の時のウォーミングアップについて考える選手は多いと思います。
しかし、何をしたら試合の結果につながるかということは明確にはなってないことでしょう。
私も試合の気分に変えて、アップの仕方を変えていました。
同じレースは存在しないからです。グランドコンディションや食べたものは全てのレースで違います。
だから、全て同じアップということはありませんでした。
ただ、共通で必ず行うドリルがあります!!
共通のポイントは「短時間で筋肉に負荷をかける」と「リラックス状態をつくる」です。
試合当日は一日の体力を考えてアップしなければなりません。
だから、アップでは短い時間でしっかり筋肉に刺激を与え、かつ試合に向けて心に余裕を持たすリラックスをしなければなりません。
今回は試合を想定したウォーミングアップについて解説していきたいと思います!!
試合当日に何をしたらよいか分からない。
レース前に緊張してしまう。
短時間で身体を温めたい。
試合当日に緊張や焦りでリラックスできないのはどの選手も同じです。
毎日のように練習に打ち込んで、自分の時間を削って競技にかけてきた想いが緊張を生みます。
だから、緊張をしないレースはすでに走る前から終わっているのです。
私の経験では緊張が大きいレースほど結果が出ています!!
緊張は悪いイメージで考えている選手は多いかもしれませんが、それだけ自分に期待しているということです。試合前のアップではその緊張を集中力に変える時間でもあります。
試合当日は今までの練習を思い出しながら、心にゆとりをもって挑みましょう。
アップは心と身体を整える時間だということを覚えておくとよいでしょう!
試合前のアップは何をしたらよいか??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
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この記事の目次
試合結果につながるウォーミングアップをするためには
今回、私が紹介するトレーニングは「アームクロール」と「キャリオカ」と「オーバースキップ」となります。
「アームクロール」では、肩甲骨周りと股関節周りの緊張をほぐしていきます。
腕を上げたときに身体が一直線になるので、反発を一本の棒に伝えるイメージで行いましょう。
「キャリオカ」では、股関節にキレのある刺激を与えます。下半身がねじれたときに素早く骨盤を前に戻しましょう。
「オーバースキップ」では、リラックスがスプリントにつながっているかの確認をします。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
リラックスと弾み
アームクロールで重要なことは全身の緊張を取り除いて、力みのないフォームで走ることです。
肩周りの緊張は走りに大きな影響を与えます。
レース後半に肩が上がって脚が回らなくなったという経験をしている選手は多いと思います。
逆に言えば、肩周りさえリラックスしていれば、脚が回らなくなってしまうことも防げるのです!!
多少、頭の位置が上下してもよいので、しっかり弾みをつけて走りましょう!
力強く腰をひねる
キャリオカで意識してほしいことは「勢いよく腰をひねること」です。
股関節周りのアップ不足で、思ったような結果が出ないことを防止しなければなりません。
そのためにはダイナミックで素早い動きで、股関節周りの筋肉に刺激を入れる必要があります。
キャリオカには股関節周りの大きな筋肉をねじる動きが取り入れられているので、効率よく刺激を与えられます!!
試合当日のアップはリラックスと刺激を意識しよう!
逆足の切り替えと一直線のイメージ
実際にリラックスがキレのあるスプリントにつながったか確認する必要があります。
そのときに注意してほしいことが「逆足の切り替え」と「どのように反発をもらってるか」という点です。
レース中に脚が後ろに流れてタイムが伸びないことを防ぐために、アップでは常に体より前で捌く(さばく)イメージを持つとよいでしょう。
また、極端にひざが曲がって地面からの反発を無視してしまうことも防ぎたいです。
そのために、高い位置から負荷をかけて接地して、それに耐える感覚も養う(やしなう)とよいでしょう。
オーバースキップでは動作の確認です。良いイメージが定着するまで行いましょう!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「試合前のアップは何をしたらよいか??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・リラックスと弾み
・力強く腰をひねる
・逆足の切り替えと一直線のイメージ
きーちゃん