今回は冬季練習オススメのスピード練習をご紹介します。
冬季練習はスピードを落として距離を積むというイメージがありますが、スピードを上げて練習することで、強度の高い練習ができます。
寒い気候でも、しっかり身体を温めて、スピードメニューも行えるといいですね!
練習メニューは50m+50mです。
スピード練習と技術練習のハイブリッドトレーニングだと思ってください。
ピッチをしっかり上げて、回転数のマックス値を高める、そして、リラックスして走り切ることがポイントです。
良く練習で「最後まで駆け抜けろ!」という言葉を聞きます。
確かに正しいと思います。
しかし、レースではこの言葉によって、筋肉が緊張して、走りが硬くなってしまします。
走りが硬くなることで、ピッチが落ち、ストライドが制限されてしまいます。
今回はトップスピードを高めつつ、流す技術を身に付けましょう。
意図的に流すことによって、ゴール前でのリラックスを実現します。
勿論、試合では流してはいけません。
ただ、練習ではリラックスを身体に落とし込むために、ゴール前で流すことも一つの技術だと思います。
正しいアドバイスは「リラックスして駆け抜けろ!」だと思います。
自分の頭の中で、リラックスに変換して走れるといいですね!
しっかり1歩目から回転させたいので、腕の動きはダイナミックに走り出します。
最初の30mくらいは身体を前傾させて、前回転のスピンを掛けていくように加速します。
前傾の維持は加速区間の維持です。
体幹が浮いてこないように、しっかり前に上半身を押し込みましょう!
ストライドを開放する中間疾走区間に入ったら、上半身を起こしてストライドを開放します。
この時に、接地時間を短く、水切りをする平らな石のようなイメージで走りましょう!
50mを過ぎたら、少しずつスピードを緩めて減速していきます。
50mでしっかり加速出来たら、減速するのも大変ですが、残りの50m掛けてリラックスしていきます。
極端にスピードを緩めるのではなく、地面に加えるパワーを削っていくイメージです。
100mまではリラックスして駆け抜けていきます。
タイムはリラックスしてゴールしたときのほうが好タイムが出ます。
緊張状態では期待通りのパフォーマンスが出ません。
是非、冬季練習に取り入れて、トップスピードの向上とリラックスを身に付けてください。
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