陸上短距離のウォーミングアップについては様々な見解があります。
レースまでのアップは60分と決めている人もいれば、1次2次3次とアップする内容と時間を別けて行っている人もいます。
そして、毎回全く同じ条件でアップをすることも難しいです。
試合当日で完璧なルーティーンを実行することはできません。
だから、柔軟に対応するためにも、多くの引き出しを用意しておく必要があるのです。
ちなみに私は3時間前に軽く身体を動かして、レース1時間前にしっかり動くスタイルでやっています。
そして、ウォーミングアップで最も重要視される能力として【トップスピードの向上】があります。
レースでのスピードレベルを上げて、記録の向上に寄与します。
短距離ではトップスピードが求められるので、レース前にしっかり刺激を入れておく必要があります。
今回はそのスピード系のドリルを3種目紹介します!
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この記事の目次
試合当日でトップスピードの向上を狙うには
トップスピード区間で、最大トップスピードで負けないためです。
つまり他の選手に引き離されないためです。
トップスピードをどこで迎えるかにもよりますが、レースの中で最も高ければ、必ず先行できる場面があります。
レースで先行できれば、ゴールまでリラックスした走りをすることができます。
バックスキップ
トップスピードを上げるためには、上半身と下半身の捻転を利用して、大きなストライドを出す必要があります。
そのために、リズムの中で素早い動きを行います。
パワーバウンディング
パワーバウンディングではスタート局面での意識を強く持ちます。
そのために、ポイントとしては遠くに真っすぐ接地しましょう。
必ず母指球でグッグッと踏み込むように行います。
また、真上から乗り込むイメージで、脚だけが先行してしまうことが無いようにしましょう。
必ず接地の反発をもらうためには、適正なポジションで接地する必要ながあります。
膝伸ばしバウンディング
このドリルでは脚の切り替えを意識します。
切り替えが遅くなると、脚が回収しきれないで流れてしまいます。
ポイントとしては、接地が遠くになって切り替えのタイミングが遅くならないようにします。
この種目でも、腰から乗り込むようにしましょう!!
まとめ
バックスキップでは腰の可動域と敏捷性を高めてくれます。
ダイナミックに高速に行うことで、大きな効果が得られます。
パワーバウンディングでは、接地時間を意図的に長くして、スタートで地面を押しながら進んでいくイメージを作ります。
また、上から乗り込むことで腰から進んでいける走りにしましょう!
バウンディング動作で得られる能力は、接地のインパクトの最大化です。
接地したときの衝撃を反発に変えて、走っていく短距離種目では、接地したポジションや体感によって推進力が決まります。
そのため、バウンディングで最も反発がもらえる位置を探ります。
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