400mを走る上で非常に大切になるバックストレート。
しかし、バックストレートで疲労してしまうということはないでしょうか?
そうなると、残りの200mがかなり厳しくなります。
400mは楽にバックストレートを通過することによって、好タイムを狙えます。
今回は、その極意をお伝えしようと思います。
バックストレートのタイプ別イメージとして、
前半型はガンガン加速してくる。
後半型は置いていかれる。
イーブン型は楽に走る。
このようなイメージを持っていると思います。
つまり、イーブン型がレースにおいて得をしているということです。
是非、バックストレートで余計な体力を使わずに、走る感覚を掴んでください。
以前、紹介したスタートダッシュから100mまでは7.5割で走っているという記事を一度見てもらいたいです。
最初の100mでじわじわと加速して走ります。
なるべく消費体力を抑えて、効率的に脚の回転速度を上げていきましょう。
そして、バックストレートでは8割で走ることをオススメします。
この「8」という数字が超重要です。
バックストレートではコーナーで付けた勢いを殺さないように走ることが定石です。
前半はしっかり地面を押して、進んでいきましょう。
身体を前傾させて、倒れ込む姿勢を利用して、加速していきます。
前傾させすぎると、大腿四頭筋に負担が掛かってしまうので、自分のベストポジションを探してください。
ココでポイントです。
コーナーを抜けたら、外側から内側に走るようにコーナリングしてください。
遠心力によるダメージを最小限に抑える走り方です。
バックストレートに入ったら、リラックスして駆け抜けましょう。
この時に接地ポジションが前になり過ぎないように、腰の真下で捉えましょう。
バックストレートではストライド走法になります。
なるべく大きな歩幅で、回転数をキープしながら走りたいですね。
歩数が少ないほうが、疲れないですからね!
ここでも走り方のポイントです。
第3コーナーでは外から内のレーンラインに向かって走りましょう。
感覚として、再加速させやすいです。
コツは右足で内側に押し込むように走ることです。
如何に体力を使わずに、楽に走り抜けれるか?これが重要になります。
バックストレートの走り方が400mでは最も重要と考えています。
8割で走って、残りの2割をしっかり温存して走ることができれば、後半バテることなく走れます。
後半の失速原因について、考えてバックストレートの走り方を見直すことが必要ですね。
ラスト100mでバテるのはロングスプリンターとして、回避するべきです。
どの区間でもレースを仕掛けることができる柔軟な選手になるためには、このバックストレートで体力を使わないことです。
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