股関節の可動域はハードルドリルによって広げるという練習が一般的となっています。
しかし、ただ単にハードルをくぐったり、またいだりするだけでは股関節は大きく動いてくれません。
ハードルは大きな動作で、正しい軌道をすることによって股関節の可動域が広がります。
いつも行っているハードル練習の意識を変えて、スプリントにつながるような取り組みに変えていきましょう!
ハードルを用いる最大の特徴としては、「股関節を引き上げるボーダーを引き上げること」にあると思います。
走り高跳びの選手でもバーがないと2mも跳べないようにボーダーというものは人間の可能性を高めてくれます。
ハードルも同じで、腰が落ちないのであれば、なるべく高いハードルでトレーニングすることをおススメします。
そうすることで股関節により負荷をかけられるからです。
・ハードルで股関節を強化したい。
・股関節の可動域を広げたい。
・ハードルドリルを知りたい。
ハードルドリルの効果は股関節の強化だけではありません。
「高い位置から乗り込むイメージ」を付けることができます。
ハードルを越えて、脚が引き上げられた状態は、普段走っている膝の高さより高いはずです。
その位置から、腰をしっかりと乗り込ませることがハードルドリルでは重要なのです。
だから高いハードルにチャレンジして、腰が落ちてしまっていては走りに良い影響を与えることはできません。
ハードルを越える瞬間の腰の位置に注目してハードルドリルに取り組むことがスプリントを向上させるのです。
このように股関節だけではなく、根本的なフォームも見直すことができるハードル練習の解説をしていきます!!
ハードルドリルをスプリントにつなげるためには??
この課題をテーマに今回は解説していきたいと思います!!
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この記事の目次
走るためのハードルドリルとは
今回、私が紹介するトレーニングは「ハードル2stepリード抜き脚」と「パラレルハードリング」となります。
「ハードル2stepリード抜き脚」では、リード脚をまっすぐ出して、抜き脚を脇の下から出します。
「パラレルハードリング」では、交互にハードリングしていきます。
まずは動画をご覧ください。
このトレーニングで課題テーマ解決のための3つのポイントを解説していきます!
リード脚をまっすぐ
リード脚をまっすぐに出すことによって、脚の軌道が遠回りしないようになります。
最短距離でゴールするためには、膝がゴールに向いて走る必要があります。
上半身を正面に向けて、ゴールラインを見て走るようにすると膝がまっすぐ出るようになります。
リード脚を上げたときに、軸足はまっすぐ伸びているようにしましょう!
抜き脚は後ろから大きく
抜き脚は脇の下からダイナミックに動かすようにしましょう。
あくまで股関節のトレーニングとなるので、その可動域を広げるための動作をする必要があります。
大きく前に脚をもってきたら、膝がゴールに向いているようにしましょう。
基本的には上げた脚はゴールに向いていることが重要です。
軸足を切り替える瞬間の素早さと股関節の動きの大きさを意識しましょう!
接地したときの反発
膝を前に出して接地したときは母指球で捉えます。
その時に軸足になった方は関節がまっすぐに伸びて、地面からの反発をもらいます。
その瞬間に腰の位置が最も高くなっていないといけません。
脚が長いということは腰が高いということです。
軸足がブレないようにしよう!
他の練習動画はコチラから
まとめ
今回は「ハードルドリルをスプリントにつなげるためには??」というテーマで解説してきました!
この記事での課題
・リード脚をまっすぐ
・抜き脚は後ろから大きく
・接地した時の反発
きーちゃん