短距離走に取り組んでいて、このような疑問を持つことはありませんか?
「足が後ろに流れる」
この現象が起きると急に失速してしまいます。
連続して筋肉を動かすと乳酸が発生して、運動能力に制限を掛けます。
だから足の回収が遅れて、後ろに流れるような走りになってしまいます。
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この記事の目次
腰の負担を掛けない走り方
足が後ろに流れる
足が後ろに流れるデメリットは様々です。
ハムストリングスが後ろに引っ張られるので、無駄に負荷が掛かってしまいます。
また腰が反って弓矢のような形のフォームになるので、腰に大きな負担がかかります。
ランナースプリンターの腰痛の原因とは
陸上競技において腰痛の原因は様々ですが、下半身の筋肉が損傷することや固まってしまうことに原因があるでしょう。
それらの固まった筋肉が腰を引っ張られて、炎症を起こすケースは多くあります。
走り方やフォームを修正しない限り、この腰痛は続いてしまいます。
だから中殿筋や大殿筋、ハムストリングスを緩めれば治る可能性があります。
腰回りの筋群を回復させることで、腰への負担を軽減しましょう。
腰痛は走り方とフォームから起因する
大きな問題は走っているフォームにあります。
レース後半で足が極端に後ろに流れる走り方では、ハムストリングスや殿筋に過度なストレスを与えます。
そうすると筋群が疲労して柔軟性を失い、固まった筋肉になります。その筋群が腰に負荷を掛ける悪循環に陥ってしまいます。
改善方法は「腰を入れる」
改善方法としては腰を入れて、フォームを前重心にすることです。
腰を入れることによって、振り上げた足が接地する瞬間に腰がおるので、足が流れることはありません。猫背や曲がった姿勢で走ることで、足が流れてしまうのです。
改善ドリル
ここからは腰を入れて、足を後ろに流さないためのドリルを紹介します。
軽く助走をつけてスタートします。
意識は常に膝を伸ばすことです。接地したときに膝が曲がると腰が落ちてしまうので注意です。
振り上げたつま先に腰が乗るように足を置いていきます。
このときに腰を前に出すイメージがあると、自然に加速していく走りができます。
遊脚(後ろに流れている足)を後ろから前に蹴り込むように素早く入れ替えます。
このスピードはピッチに直結するので、強く意識しましょう。
接地した瞬間にグイっと前に腰を出しましょう。
ここでは腰が遅れないようにしましょう。
ポイント
接地したときに膝や腰が曲がらないようにするためのドリルです。
接地時に地面と垂直に身体がなっていれば、足が後ろに流れることはありません。
ポイントは足を前でさばいて後ろから、勢い良く腰をスライドさせることです。
これができれば接地の時にタイミングを逃すことはないでしょう。
結論、接地したときに膝が曲がっていなければ腰を痛める可能性は低くなります。
正しいフォームで怪我の無い競技人生にしたいですね!!
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